洗顔は化粧の第一歩

Request:クライアントは外科、皮膚科、美容クリニックを経営する開業医。化粧の基本である洗顔で、乾燥肌・脂性肌への効果を素肌で実感出来る2タイプの石鹸が欲しいとの依頼を受けました。

Problem:専門医療機関が自信を持ってユーザーに推奨出来るテクスチャー、そして乾燥肌・脂性肌用という2タイプの明確な仕分けが求められました。従来の洗顔石鹸のような「高級感のある透明石鹸」というだけの内容では不充分であり、イメージ先行の商品では説得力がないと考えました。

Solution:まず取組んだのは石鹸ベースの仕様設定です。石鹸は油脂・脂肪酸と中和剤の組合せにより、泡立ちや洗い上がりが違ってきます。今回のケースでは、いくつもの試作を経て「人の肌の組成に最も近く、火傷や保湿に用いられる馬油」を石鹸の骨格としました。一方、肌タイプの区分けについては、乾燥肌には「和の癒し」をコンセプトに、洗浄中・洗浄後に潤いを実感できるクリーミーで滑らかなテクスチャーを採用。クマコケモモの葉(ウワウルシエキス)、アケビ抽出液(アケビ茎エキス)、モモ葉エキスを配合し、疲れた素肌を優しく癒す製品に仕上げました。脂性肌には「海の癒し」を応用したタラソテラピーを基本コンセプトに、フランスブルターニュ地方の海藻エキス(ラミナリアヒペルボレアエキス)、死海のデッドシーソルト(海塩)を初め、サンゴ、タナクラクレイ、ホノライトのトリプルクレイの成分を配合。マイルドでありながら、毛穴の奥の黒ずみや老廃物・皮脂までしっかり落とす石鹸に仕上げました。